自分のストーリーを描こう

mission6 > ブログ > 心が癒される川のせせらぎ -->

BLOGあしあとのかなたに

心が癒される川のせせらぎ

2022.10.09

心の声を無視して仕事をした日々

私は睡眠薬と精神安定剤を服用しながら仕事していた時期があります。
私が社会にでたのはバブル経済が崩壊し、数年したらまた景気がよくなると楽観的な雰囲気の時期でした。
一向に景気はよくならずバブルの後始末で、リストラという言葉を聞かない日がないような状態になりました。
リストラによるコストカットすることが経営手腕として評価されてもいました。
私はバブル崩壊後の組織で役職が上がっていき、リストラとは向きわざるえないポジションになっていきました。
希望退職に始まり、それでも売上で固定費を賄えず指名解雇、解雇を繰り返さばモチベーションも下がり、業績も悪くなる悪循環に入っていました。それでも融資条件に固定費削減(人員削減)があり、会社の存続のためにはやむえないと考えざるえませんでした。
しかし心の中では自分は人を解雇して給与をもらっているのか、会社の存続と人の幸せは本当にリンクしているのかという疑問を抱え、仕事が終わった後、一人で酒を飲んで帰る日が続きました。酒を飲んで寝ても眠れず心は悲鳴を上げていました。
そうしている内に昼間、仕事中でも動悸がおさまらなくなってきました。
それでも現状を打開するには売上を上げるしかないと新規の売上確保に注力していました。
しかし、心の限界か、ある日、起きれなくなり、精神科に行き暫く療養するようにいわれ睡眠薬と安定剤を渡され
ました。

心の回復

1週間程度、薬の力もあり、ほとんど寝ていました。
そうすると体力がでてきて起きれるようなりました。
しかし、人ごみに行く気になれずに、郊外の方に車をあてもなく走らせていました。
ある日、川岸を走っているとき、何となくひかれて車を止め川に下りていきました。
川の流れをみながら、せせらぎを聴いていると心の中のわだかまりが溶けていく気がしました。
自然の流れにしか事はならない。経済は自然の流れに逆らっているのではないか。
そう思うと営利追及することが虚しく感じてきました。
仕事で仕事で仕事だけに捉われている生き方で、心の声を聞くことさえ忘れてしまって大切なものを、仕事以外の時間、世界を見失っていたと感じました。
それから会社を退職し、自分の心のままに生きれるようになるまで、まだまだ多くの時間を要しましたが、今ようやくありのままの自分のスタート地点にたてています。
まだまだ目先の利益や物欲や名誉欲を追い求めたくなることがありますが、そんな時は自然にふれるようにしています。特に私は川にふれるのが好きです。
ゆっくり自然の中をただ歩く時間が人生には必要だと感じます。
私はそうすることにより、忘れいた感覚を取り戻すことができます。