グリーフが癒される曲「tears」
tears
「tears」はXJAPANの曲です。私はリアルタイムではXJAPNの曲を聴いていませんでした。
ある時、XJAPANのYOSHIKIさんが子供の時に父親を突然亡くしていて、「tears」はその父親を思って作った曲だと知り、私も子供の頃に母親を突然亡くしていたので、関心を持ち聴いてみました。
tearsを聴いて
子供の頃から今までの色々の感情を思いだし自然と涙が出てきました。
歌を聴いて涙が出るのは今まで他には2曲しかないので、私からすると珍しい事で、本当に心に響いてきたんだと思います。
終わることのない悲しみの日々、置き去りにされたという寂しさ、何もしてあげれなかった自責、時が経ち想い出の記憶が薄らいでいく悲しみ・・・
喪失感で生きることに希望を持てずに成長してきました。人生に目標など持つことはできませんでした。
そんな日々が思い出されてきました。
悲しい事を思い出しましたが、不思議と心に温もりを感じました。
tearsの好きなフレーズ
「tears」のメロディー、歌詞はすべて癒されます。私は英語はわからないでの英語の歌詞は自分なりに解釈している面もありますが、1つ1つのフレーズに大きな意味を感じます。
私が一番心にきざんでいるフレーズ
「流れる涙を時代の風に重ねて 終わらない悲しみを青い薔薇に変えて」
悲しみ、喪失感から生じる様々な感情を乗り越えてこれたのは、母への感謝、母への思いは消えることなく、母が私の心の中で生き続けているからだと思います。
この曲ができた時、青い薔薇は存在せずに青い薔薇の花言葉は「不可能」でした。
今は青い薔薇は売られていて、花言葉は「夢かなう」「奇跡」に変わっています。
大きな喪失感の先には、今まで感じたことのない心の世界があると私はこのフレーズを解釈しています。
多くの方の支えもあり、自分が悲しみを乗り越えて、今ここを精一杯生きることで、母の生きた価値、母の夢がかなうそう思えるようになりました。
そう思えるようになるまでの苦しみと母の優しさを思いだして、全ての思いが癒されていく曲です。