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BLOGあしあとのかなたに

強く生きるということ

2022.08.07

強く生きなさい

私が小学校5年生の時に母が亡くなりました。お通夜の日に部屋の隅で泣きじゃくる私にお参りにきてくれた小学校の担任の先生が私の手を握り「強く生きなさい」、「心が負けそうな時は、手の平に母と書いて握りしめなさい。」と言ってくれました。先生の気持ちが伝わってきて、その言葉がずっと私の心の中で残っています。

強く生きるとは

それからずっと強く生きようとしてきたと思います。
ただ強さを間違って成長したかなと今は思います。
「人に自分の弱いところは見せない」「誰にも頼らずに自分の事は自分でやる」
一人で生きていくのが強さだと思っていました。
本当は心の中に母を亡くした大きな喪失感があるのに、それを無理やり抑え込んでいました。
周りから見れば精神的に強いように見えていたかも知れませんが、そうしないと自分が保てないほど、本当の自分は悲鳴を上げて壊れる寸前の状態でした。
それを「強く、強く」と自分に言い聞かせて平静を保っていました。
だからでしょうか。どこか満たされない感じが常にしていました。

本当の強さとは

本当の強さとは「ありのままの自分でいる事」「自分の弱いところを人にさらけだせる事」「助けてと言えること」「人の眼を気にした自尊心、自己への執着を捨てる事ができる事」だと思うようになりました。
そうすると生きやすくなりました。周囲の人間関係にもめぐまれるようになってきたと感じます。