支援する→寄り添う→関わる
自殺対策の表現で思う事
3月は自殺対策強化月間です。さまざまな講演会や告知が行われ、今、生きづらさをかかえている人が、一歩を踏み出せる何かの気づきに出逢える事を願います。
頻繁にでてくる言葉で、「支援する」という言葉が気になります。支援するというのは、支援する側と支援される側、立場の上下関係がある言葉だと感じます。支援します。という言葉で、生きづらさを抱えた人がSOSを出すのでしょうか。疑問におもうことがあります。
「寄り添う」こちらの方が、響きがよく感じるし、生きづらさを抱えた人もSOSを出しやすいのではないでしょうか。一番、生きづらさを抱えた人に響きがいいのは「関わる」ではないかと感じます。
何かをしてあげようとするのでなく、ただ関わる。その関わりの中で、安心した居場所を見つけた時に、SOSを出せるような気がします。
言葉じりをとらえて、屁理屈を言っているようにとられるかも知れませんが、生きづらさを抱えた人に接するにあたり、大切な表現だと思います。