学問とは
自分自身の心に刻み込みたい言葉
下町ロケットのモデルになった、宇宙ロケットを手掛ける北海道の植松電機社長の植松努さん。その「学問とは」とはいうメッセージを自分自身にしっかり刻み込みたいので、シェアしたいと思います。
学問とは
学問とは、誰かに評価されるためのものではなく、社会の問題を解決するためのもの。
教育とは、失敗の避け方という要領の良い生き方を教えるものではなく、死に至らない失敗を安全に経験させるためのもの。
僕は、この二つを心に刻んでいます。
しかし、現在の教育のゴールは、
「安定していて、楽をしてお金をもらえる会社に就職すること。」
になってしまっているところがあります。
その原因は、「食っていくためにはしょうがない」です。
生きていくために、不安が沢山あるから、その不安から遠ざかるための手段として、「安定していて、楽をしてお金をもらえる」を求めてしまう人が増えています。
それこそが、日本の教育や学問が狂っていたことを示しています。
不安は解消すべきです。
しかし、お金を払って不安から遠ざかる、では、不安を提供する側が儲かるだけです。
自分の人生を人質に取られて、身代金を要求される社会を「ぼくは身代金払えるから問題ないね。」と生きるのか、それとも、その不安そのものに支配されないように知恵とくふうで戦うのか?
学問とは、社会の問題を解決するためのもの。
教育とは、死に至らない失敗を安全に経験させ、人の能力を高めるためのもの。
この原点に立ち返ることができたなら、日本の教育は、やっとこまともになるような気がします。
しかし、実際には、日本の教育自体は、これを目指しています。
それを、勝手に自分で解釈して、バイアスをかけて提供するのは、「安定していて、楽をしておかけをもらえる」職業として、教師を選んだ人達です。
身代金社会で、不安を提供するとお金が儲かる側にいる人は、それを支え発展させる努力をし続けます。
だから、先生を採用する試験では、とにかく、何度も何度も、「なぜ教師になりたいのか?」を問うべきです。
どんな仕事もそうですけどね。
仕事は、社会や人のために役に立つこと。
これも忘れてはいけないです。
人の不安をあおってお金をもらうというのは、霊感商法です。
自分自身の心にしっかり刻み込んでおきたいです。