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「ガーター」歯を磨く

2023.05.14

ガーターとは

「ガーター」とは、禅のこころを示した仏教の詩です。日常生活の中で口ずさむことにより、気づきが生まれ今ここに生きていることを実感し、感謝することができます。
ゆっくり呼吸を整えガーターを口ずさむと心が落ち着き、今ここを感じることができるので、日常生活の習慣の中に取り入れていこうとしています。今回、好きなガーターを一つ紹介します。

歯を磨くとき

歯を磨き、口をすすぎながら、「けがれなく慈しみを持って話せますように、正語を語るとき、私の口からよい香りが流れ、心の中の庭園に花が咲きます。」と心の中で話します。
歯を磨き、息をきれいにしても、そこから正語がでなければ、息は本当にきれいなものではないということです。
ベトナムには「お前の言葉は臭いよ」という表現があるそうです。意味は「君の言葉は穏やかでも建設的でもないよ。むしろとげとげしくて中傷的で誤解を生むようなものだよ」
言葉は幸福も生みますが、苦しみも生みます。
気をつけなければならないのは、大半は事実を知っているのでなく、事実だろうと認識しているだけだということです。またこの心理を利用して、消費をかきたてたり、対立をあおるのに、メディアのテクニックが利用されることが多くあることです。
例えば、ハワイにいってみたい。でもハワイに行った事がないので、ハワイがどんなところかは事実は知りません。ハワイに対するテレビ番組等でハワイはこんなところだろうという認識で、ハワイにいってみたいと思っていると思います。会ったことも無い人を悪い人と決めつけてしまうことがありますが、それは事実でなく、誰かのメディア力で、そう認識してしまっているだけで、事実はその人はいい人かも知れません。

希望と信頼を生む言葉だけを使って、正直にそして前向きに話せるように、意識するように。個人的な利益目的や人の気を引く目的で事実と異なることは言いはせず、分裂や憎しみを引き起こす言葉は口にしないように、自分の心に言います。自分が正確なことを知らないことを知らない事柄について、噂を広めず、確信が持てないようなことに批判や糾弾はしないように心に誓います。
朝、歯を磨く時に、意識すると、その日は良縁に恵まれた1日を過ごす事ができます。
まだ習慣化できてなくて、朝バタバタしている時は、ガーターを忘れているので、朝ゆっくり、落ち着いた時間を過ごせるように、寝る時間、起きる時間を考えて、良い1日を過ごせるようにしていきたいです。