同調圧力
最近よく聞く言葉 同調圧力
生き辛さを抱えている中で同調圧力という言葉をよく聞きます。
少数意見を持つ人が多数の意見をあわせるように暗黙の了解で強制されるもので、会議で自分の意見をいえない。残業を断れない。自分の業務は終わっているのに皆が残っているから帰れない。飲み会の誘いを断れない。等等
日常生活で同調を求められストレスを感じる事は多々あると思います。
同調圧力が自分の考え方と大きく異なる場合、自分の人生の方向に大きな影響を与える時にストレスが大きくなり生き辛さを感じるようになると思います。
日本が同調圧力が強い原因の一つには村社会、和の文化があると言われています。村社会はお互いが助け合うための知恵から生まれたもの、和の文化は和を尊ぶという良い面もたくさんあります。なぜこれがマイナスに作用するのか。本来の個を尊重するために個が生きやすくするためにできた手段でしょうか、その目的が忘れられ本来手段であったルールが目的になり、ただルールを守る事を強制されるだけになっている側面が強いように感じます。
人は人と繋がっていないと生きれない生き物です。
だから群れをなしたがると思います。ただ群れと自分とに大きな相違があったら、自分の個性を隠して過ごすようになり、群れでの生活にいづらさを感じます。だからといって群れから離れて1人ぼっちにはなりたくない。だったら我慢して同調しておこう。マイナスの作用になっている集団が多くなってきているから同調圧力で生き辛さを感じる事が増えてきているのではないでしょうか
同調圧力の問題から思う事
同調圧力がなくなるには、社会が多様性を認める必要があります。それにはまず自分と異なる物を受け入れる環境をつくることだと思います。特に多数意見側のリーダーになっている人はそのスキルを身に着ける必要があると思います。
イノベーションをおこすのは、よそ者、若者、ばか者と言われています。
1人1人が自分の個性を抑えてまとまるチームワークでなく、1人1人の個性を引き出してまとめるチームワーク。
今、生き辛さを感じている方は感受性、創造性が豊かな方だと思います。その感性が大いに取り入れられ多様性が生まれ新しいものが生まれてくる文化が育つことを望みます。
まず個を尊重し、受け入れる場所をつくること。コツコツとやっていきたいです。