人生会議
マイエンディングノート
11月30日(いい看取り・看取られ)は人生会議の日として厚生労働省が自らが望む、人生の最終段階の医療・ケアについて、自分が望みを前もって考え、繰り返し共有する取組を広めています。
コロカ過の中で親しい人達を亡くしましたが、突然の病で倒れ、コロナ禍でなければ面会してゆっくり話すことができたでしょうが、それもできずにそのまま病状が悪化し帰らぬ人となってしまいました。心に準備期間のない死は喪失感がとても大きいです。ましては亡くなった方の事を考えると大切な人ともっと話しをする、気持ちを伝える事が体力的にできたのに、それをかなえられないまま死を迎えるのはどんな気持ちだったのだろうかと考えるとやるせなさを感じます。
そんな時に緩和ケアに携わっている友人に人生会議を教えてもらいました。自分の人生を整理すること。そして死ぬ時、死後を考え、それを共有するのは、今を生きる上でもとても大切なことだと感じました。
人にはかえれない事実があると思います。それをいつか死ぬということです。一つだけの事実なのに、それを直前まで考えようとしません。死を受け止める事で今を生きることができるのでないかと私は感じます。
行政が作成しているマイエンディングノートが整理しやすいので、利用して一度、自分の死の前後について整理してみようと思います。
マイエンディングノートで考える項目
わたしのこと
思いで、あしあとを振り返ります。今のわたくしを整理してみます。続けたいこと・これからやりたいこと・行きたい場所・会いたい人を書いてみます。
肩書きや世間の評価に執着しない本当の自分に気づくことができると思います。
健康状態
自分の健康状態、かかりつけの病院、飲んでる薬、アレルギー、健康保険証等の保管場所
突然倒れた時に周囲の人が困らないようにするのと同時に、自分はいつか死ぬことを現実として感じることでできると思います。
もしもの時
病気と時は、介護が必要な時は、
自分で希望することを考え、支援する人と共有する。
延命治療について自分の意識があるうちにしっかり話をすることが自分の望む死に方、支援する人の看病の精神的負担軽減にもつながると思います。
判断能力が低下した時、財産について、
相続のトラブルはよく聞くことです。意識がある時にしっかり話をおく事は必要だと思います。
葬儀のこと、供養について、もしもの時に連絡してほしい人のリスト、渡したいもの、メッセージ
ここまで具体的に死を考えれば、生について見直し、今にここを大切にできると思います。また気持ちを大切な人と共有することで、よりよい今を過ごすことができると思います。
末期治療での本人、支援する人の精神的負担を減らし、よりよい死を迎えるだけでなく、今ここを生きる上でも死を具体的に考えることが大切だと感じます。