利他庵
心と向き合うお宿「利他庵」
ありのままの自分、ありのままの自分を受け入れてくれる場所に気づくお手伝いをコンセプトに宿泊施設の開業準備をしています。昨年の11月下旬から古民家の改修工事初めて今年3月に工事完了予定です。
心と向き合うお宿の名前をどうするか、中々決まりませんでしたが、私の人生のテーマ、お宿で感じてもらいたい感覚である「利他」をそのままお宿の名前として「利他庵」にすることにしました。
利他庵に込めた気持ち
以前のブログでもご紹介させて頂いていますが、私の母は体が弱く、私の出産することは、母の命の危険があり医師に反対されていました。それでも私を産んでくれました。この事に感謝していますが、反面、その後、病気に苦しむ母の姿を見て私を産んだことを後悔しているのでないか、私には自分の命を縮めてまで産んでくれた価値のある人ではないとの負の感情との葛藤もあります。
その中でどうして自分の命を犠牲にしてまで自分を産むことを選んだんだろう?この問いかけが自分の生きる道だと思うようになりました。まさに自利がない、自分の他が一体になっている利他の心だと思います。
この心情が心の奥底で感じられた時に、母が自分に見せたかった「人との出逢いの素晴らしさを、そして生命あるもののいとおしさを」感じることができる人になれると感じています。
利他庵は私にとって利他を感じる場所、訪れる人にとっても利他を感じる場所に育てていきたいと思います。