君たちは自分を忘れて、自分自身から逃げようとしている
忙しいことは生活の充実
谷川嘉浩さん著「スマホ時代の哲学」は読み始めのはじめから引き込まれた。
哲学者ニーチェの書いた「ツァラトゥストラ」という本にある一節が紹介されている。
君たちにとっても、生きることは、激務であり、不安だから、君たちは生きることにうんざりしているんじゃないか?・・・君たちはみんな激務が好きだ。速いことや新しいことや見慣れないことが好きだ。ー君たちは自分に耐えることが下手だ。なんとかして、君たちは自分を忘れて、自分自身から逃げようとしている。
スケジュール帳が空白だと自分が無価値に感じるられるから必死で埋め、偉くなった感じがするから目先の業績を積み上げる。生きることをこうして「激務」で取り囲もうとするのは、生きることの不安から逃れようとしていることの証左でないか、というわけです。
たしかに、そうやって抱え込む力を失っている気がする。そのことが自分自身を深く知ること、ありのままの自分を探求することをできなくしてしまい、常時何かとつながっていないと孤独を感じ、つながっていても満たされない事の一因でないかとも感じる。
読み進めることで、この問いの探求が進むだろうか
大変興味深い本にであった。
