プリズンサークル
プリズンサークルの自主上映会に参加しました。
刑務所の受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り更生を促す「TC(セラピューティングコミニティ)」を導入している島根あさひ社会復帰促進センターのTCユニットのドキュメンタリー映画です。
映画の中での支援員さんの言われた「被害者の自分とまず向き合えないと加害者の自分に向き合う事はできない」という言葉が、1日たった今も、頭から離れません。
子どもの頃の、貧困、虐待、いじめ、等の過酷な生い立ちの中での様々な感情、生きるための術、
それを言語化できていく時に、ありのままの自分を受け入れ回復して、自分の加害をみつめる事ができる。
一人一人が自分と向き合い回復できるプログラムですが、ユニットに参加できるのは、わずか40人です。
今、刑務所の制度も変わっていっていますが、圧倒的に、このような場は不足しています。
もっと早く、尊厳を認めてもらい話しを聴いてもらえる場所があったら、罪を犯しただろうか
誰もが自分の尊厳を奪われない社会について考えたら、問題が大きすぎて、どうやっても変わらないと絶望感に苛まれる事が最近、多いですが、まず自分が一人一人の尊厳を尊重し、尊厳を踏みにじる行為にはNOといえる人でありたいと思います。
映画の後の対話で、様々な地域や立場で同じように考えている人がいる事は、自分の勇気になりました。
