「すごいね」の褒め言葉はこどもに届く?
結果より過程を大切にする
しみずみえ著の「あそびの時間」英治出版を読んで日頃、大切だと思うけど、つい条件反射的に出てしまう言葉を何とか変えていかなければならないと思ったので共有します。
こどもにとって「上手な絵を描く」という結果の良し悪しではなく「絵を描く」過程そのものが楽しいのです。
ですから関わる大人にとって大切なことはその過程の楽しさに共感することです。
大好きな動物の出てきたこと、いろいろな色で動物が描けたこと、動物も仲間がたくさんいてうれしそうに見えること、など
こどもの気持ちを想像して共感する言葉をかけられればこどもの楽しい気持ちはいっそう盛り上がります。
一方つい大人な価値観で「上手だね」などと結果の良し悪しだけに言及してしまうと、こどもには自分が楽しいことと身近な大人に認められることとが、重ならない違和感が残ります。
このような違和感が積み重なりこどもが身近な大人に認められる結果だけを求めていくようになると行為そのものを楽しむ気持ちを忘れてしまいます。
こどもが何かに打ち込み、何かを楽しめる気持ちを持ち続けるためにも、ぜひ、結果だけでなく「過程」に目を向けて言葉をかけて下さい。
自分が発する言葉を意識をする事も大事だが、過程をきちんとみることが大切だとあらためて感じました。
余計な事を言ってしまうより、みてるだけの方がこどもの心に届きそうな気がします。