自ら命を絶った子どもたちの追悼
どんなメッセージを伝えればいいのか
自ら命を絶った子どもたち
「529人」を忘れないでいたい
というオンラインイベントに参加しました。
キャンドルを灯して、自ら命を絶った子ども達へ追悼のメッセージを伝える場でした。
自ら命を絶った子ども達へのメッセージ、直前まで何と言えばいいかまとまらず、参加した後もずっと考え
ています。
私が自ら命を絶った529人のうちの数名を知っているのは、それはその方の遺族のグリーフに寄り添う機会があり、その時に感じた事を当日メッセージにしました。
「私はあなたの尊厳を守り続けます。」
が当日の私からのメッセージです。
死に至るまで何度も尊厳を踏みにじられているだろう、それなのに亡くなって尚、学校では自殺でなく事故としてなかった事にされている事例もきく。そもそも529人に入っていない人がいることもきく。
どこまで尊厳を踏みにじればいいんだろう、なかった事にして、自分に責任が、ストレスが、負担がかからなければそれでいいんだろうか
私は亡くなった人にも人権はあるし、その人権を尊重しないといけないと思っています。
尊厳を守るにはなかった事にしない。それは社会の問題として考える事だと感じます。
アフリカに「子どもを育てるには村全体が必要だ」ということわざがあります。
子どもを育てることを中心に考え誰もがありのままの自分でいられる社会、そのために子どもの持っている権利を子ども達に伝えること、子ども達が自分で自分をエンパワーメントできる力を持てる事。そして子どもの生きづらさの要因、柔軟の思考を損なっている大人の保守的男女役割感をアップデートしていく事をまず自分からしていかなければならないとあらためて感じました。
自分自身の活動の根幹となるものを改めて考えることができました。
自殺予防といわれる活動がなくてよい社会になるように自分のできることをこれからもやっていきます。
来年は追悼いなければならない子どもが少なくなっている事を望みます