「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」を読んで
いい子症候群の若者たち
金間大介著「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」はとても興味深い本でしたので読んで自分の活動に活かしてみたいと思ったことをまとめてみました
子どもの居場所にボランティアにくる若者は社会課題に向き合い自分が同年代の時と比べて凄いと思って接していたら、自己肯定感は低く、社会貢献をしなければならない、自分は何者かにならなければならないという強迫観念で動いている感じがする若者がいて、何か違和感を感じていたので、この本はその背景についてとても参考になりました。
そんな若者が、自己肯定感を持てる接し方について自分がヒントになった箇所を取り上げてみました
*質問力を鍛える
質問は自の意見を言うことではない。質問は本当に単なる質問でいいのである。
「〇〇の箇所が少し難しかったので、もう少し教えてください」とか「そこは〇〇ということで間違いなかったですか」で十分なのだ。相手が答えてくれたら「ありがとうございます」
と言えばいい。
*メモの取り方を変える
話し手の言葉でなく、自分の頭によぎったことをメモする
*集団の規模が大きければ大きいほど、不確実でチャレンジな課題に直面した場合に集団の愚に陥りやすいことを示している
ワールドカフェ形式での対話の場をつくることが多いので
問いを自分自身の内面を振りかえらないでいい問いから始め、自己探求する問いに深めていく。グループも最初は全員で、深めていく際に小グループ(今は6名前後にしているが
3名も試してみたい)
模造紙に書くことを「自分の頭によぎったこと」にしてみる
アイスブレイク、話題提供で前述にような質問形式がでやすいように提供の仕方を工夫する。
次回の学生向けの対話の場づくりでチャレンジしてみたいと思います。