2025年3月31日(母の祥月命日)
息子たちへ
3月31日は私が11歳の時に亡くなった母の祥月命日です。自分自身が母の遺してくれた言葉を心に刻み直すため、また読んでくれた方が少しでも、こんな時間の過ごし方もあると思いだしてくれたらと思い、今年も母の詩をご紹介します。
息子たちよ
母さんは きっと 元気になります。
あなた方を もう一度 膝にのせ
母さんの青春の歌を
母さんの青春の話を
歌い 語ってあげます。
息子たちよ
母さんとの想い出を あなた方に
まだ 何一つ残してはいません
あなた方に
音楽のもたらす喜びを
本を読む味わいを
頂に登った時の すがすがしさを
そして 糸島 の 海 の素晴らしさを
風の優しさを
まだ何一つ教えてはいません。
だから 母さんは
きっと元気になります。
そして 一番大事な
父さんとの出逢いを
話しましょう。
人生のもたらす
人との出逢いの素晴らしさを
そして 生命あるものを いとおしむことを
いつか ともに かたれるように
息子たちよ
母さんは きっと 元気になります。
それでも 叶わなかったなら
命を与えたことだけですが、
許してください。