普通・常識・当たり前

叱る依存がとまらない

村中直人著の＜叱る依存＞が止まらないを読んで常に自分で振り返りしようと思った事を紹介します。

一度深呼吸して、少し問題と距離をとってみてください。その上で自分のエネルギー残量を確認して、余裕がなさそうならいったん時間を置きましょう。戦略的撤退です。なにも恥じる必要はありません。そして大丈夫そうだと思えてからもう一度向き合うと、少し違った風景が見えてくることもあります。今度は叱りたくなるその相手をしっかり見て、その人の「内側の世界」を想像してみてほしいのです。その人には、今の状況がどんな現実として映り、どう認識されているのでしょうか？どんなふうに見えて、どんなふうに聞こえて、どんなふうな気持ちになり、何を考えているのでしょうか？世界の見え方、捉え方、感じ方自体に正解はなく、人によって異なっています。性格の違いとか、ちょっとした感じ方の差というレベルの話ではなく、もしかしたら脳や神経の働き方のレベルで大きく違っているのかもしれないのです。大切なことは、互いの主観的な世界を尊重しあうことです。たとえ相手が幼い子どもであったとしても、主観を尊重するのが大切なことに変わりはありません。大人であればなおさらです。
当たり前ですが、人は自分の人生しか体験できません。だから他者を理解するときに、どうしても「自分基準」で考えてしまう癖があります。いくら考えてもうまくいかないときは、この自分基準を外すことで、見え方が変わったり、新しいアイデアが生まれたりするかもしれません。

普通・常識・当たり前はただ単に自分の固定観念であり、それは事実に基づかないない事もたくさんあり、人それぞれ違うし、時代でアップデートしている事を忘れないようにしたいです。