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BLOGあしあとのかなたに

多数決は自由主義も民主主義も破壊する

2025.02.09

自由主義と民主主義

あらためて整理してみると自由主義は「私のことは私で決める」、民主主義は「私たちのことは私たちで決める」のであり、民主主義は自由主義を包含しているはずです。
でも自由主義と民主主義が反するものにように感じるのはなぜでしょうか
私は、どこに住むか、どんな仕事をするか、休日をどう過ごすかについて自由に決められます。それが自由主義です。でも私もあなたも社会の中で生きていますから個人の権利と個人の権利がぶつかることは当然あります。そこには調整が必要です。その調整が政治と呼ばれるものになり、私たちは社会的、政治的なことを、代表者にゆだねます。それが民主主義です。

多数決できめることは

民主主義は本来は社会の中で自由主義を実現するための手段のはずです。
私は多数決は民主主義であると考えていました。
よく考えると多数決は少数の意見を排除し、多数の意見で決めることです。これは少数派からすれば、私のことはあなたたちが決めている、つまり自由を否定されることになるのではないでしょうか
そう考えると多数決は民主主義に反する個人対個人の調整方法になるのではないでしょうか
私と同じように多数決で決めることが民主主義と思っている人は意外と多いのではないでしょうか
多数決にたよらない個人対個人の調整を習慣化していく事が、社会が弱さを、ありのままの個人を認め、生きづらさがない社会になっていくのではないかと感じます。