ものごとは時間がかかるが必ず変化する
プロセスを省略しないこと、待つこと
最近、精神科医の星野概念さんのトークを聴く機会があり、「ものごとは時間がかかるが必ず変化する」という言葉が印象に残った。特に時間がかかるということ。だからプロセスを省略しないこと、待つことが必要であることをあらためて感じた。
時間がない。結果をすぐに求められるからか、この時間がかかることは今の社会はできない。納期が大切な人の心より優先されている気がする。
対話より、投薬治療や隔離による対応になりがちである。時間をかけて、その人のヒストリーを、その時々のおもいを、今を、ただ聞いて受け入れるだけで、投薬や隔離をしなくても、心は回復することがあると私も自身の経験から感じることがある。
ただ現代社会は待つ時間がない。便利になりすぎて、どんどん時間は早くなっていく。
そんな世界からはなれて自然の中で、時をとめてみる。できれば、そんな環境でゆるく繋がり対話する。
自然の時間と現代社会の時間の大きな誤差を調整する場を持つことが必要と感じる。