自殺予防週間で思う事
どんな予防が必要なの
毎年9月10日は世界保健機構(WHO)が「自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進すること」を目的とした世界自殺予防デーです。
日本では、自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日から16日を自殺予防週間、毎年3月を自殺対策強化月間と定めて、国、地方公共団体、関係団体等が連携していのちを支える自殺対策という理念を全面に打ち出した啓発活動を推進しています。
相談窓口、ゲートキーパー、自殺対策の取り組みなどの情報をわかりやすくまとめたサイト「まもろうよ こころ」では、SNSなどで気軽に活用していただけるバナー画像やPDFのデータなどを集めたページ「広げてみよう支え合い」を公開しています。
「ひとりで悩んでいるあなたへ しらせてほしい、心のSOS」
というフレーズで、心がもやもやしたり、ざわついたら電話やSNSで気軽に相談できます。
子ども・若者の自殺防止に向けた取り組みの強化として、インターネット広告を活用した啓発活動を行っています。
子ども、若者の自殺が増えて、中々、減少傾向にならない。その事に国が問題意識をもってもらい、重点的に対策をうつことは、とてもありがたいことです。
子ども、若者にメッセージを届けるためにインターネット広告をふやす。それはわかるのですが、何を今、生きづらさをかかえている子ども、若者に伝えたいのでしようか
なにが、子ども、若者が自殺へのゾーンにはいっていってしまっているきっかけになっていると考えているのでしょうか
ひとりで悩んでいるあなたは具体的にどんな子どもたちを想定してるのだろうかと疑問に思います。
何度も期待して裏切られ大人を信じられない子ども、若者、はたくさんいます。
人と比べられて育てられ、人より劣っている自分が悪い、自分がまわりに迷惑をかけていると思っている子ども、若者、もたくさんいます。
そんな子ども、若者に ひとりで悩んでるあなたへ しらせてほしい 心のSOSと相談窓口を紹介しても、その支援に今まで何度も助けてもらうどころか逆に状況をさらに悪化させられたり、約束を簡単にやぶられてきた人達はどう思うのでしょう
まず信じられる大人がどこかに必ずいること、また信じてくれる大人がいることを伝えた方がいいのではないでしょうか
性的な暴力について、虐待についても秘密にするようにいわれてるかもしれません。誰かに相談すれば、話すと自分の楽しい、逃げ場になってる場所、たった一つの自分の居場所も失う、だから、いやだけど我慢しているほうがいいと思っている子ども、若者も多いでしょう。
そんな子ども、若者にたいしても呼びかけはかわってくると思います。
いじめもそうでしよう
どう呼びかければ、相談したいと思うのか
助けてといえるか
せっかく、子ども、若者の自殺について重点対策をするので、あれば、もう少しほりさげてほしいと思います。
そして、現場で、そんな子ども達によりそっている人達はたくさんいます。
もっとそんな人達の声が、国の施策につながるように
声がひろえるしくみをつくってほしいと思います。
今の各地域の自殺対策評議会のメンバーは年間にどれだけの、声を、だせない人をみつけ、声をきいたのでしょうか
どうやって現場の、生の声を施策にむすびつけるのかデザインを見直ししてほしいです。
と同時に、傍観している圧倒的多数の人、また事実に基づかない根拠のない社会が勝手につくったイメージをさもそれが事実のような偏見をもっている人、あなたたちが見知らぬ誰かを自殺に追い込んでいます。とキャンペーンもしたほうがいいと思います。
社会的弱者が生きづらさを抱えているのは、社会的弱者は被害者です。被害者にひとりで悩まないでという前に、社会的強い立場にいる人達のひとごと、根拠のない価値観のおしつけが弱い立場にいる人を追い込んいると伝えてほしいです。
そちらのほうが、子ども、若者は信じられる、信じてくれる大人はまだいると希望がもてるのではないでしょうか
また傍観者、根拠のない価値観、偏見をなくす啓発活動をして、1人でなやまないといけない環境をなくしていったほうが、自殺はへると感じます。
自殺は社会の問題です。個人や家族の問題ではありません。自殺する側にも問題があると思われている方もいます。
とんでもない偏見です。
大切な人が自殺でなくなったといえる社会、自殺を社会の問題ととらえる社会に、ならないと自殺の問題の
根本には近づけないと感じます。
なぜ1人で、なやまないといけないのか、もっともっとそのような人達と実際に向き合っているたくさんの人の声をまず聴いてもらいたいです。
毎年、自殺予防週間で思うことです。
思うだけでは、何もならないので、自分の考えを発信させて頂きました。