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BLOGあしあとのかなたに

ひとりだと感じたとき あなたは探していた 言葉に出会う

2024.07.28

困難な日々に寄り沿う言葉

若松英輔さんの「ひとりだと感じたとき あなたは 探していた 言葉に出会う」はとても大切にしている本です。
失意や悲しみの中にいる時に、人は自分の根源になる言葉に出逢える。
自分を支える言葉は、実は自分自身の中にある
生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。
迷いのなかで羅針盤となる「自分だけの一語」を探すための言葉の旅。
若松英輔さんの根源語は「かなしみ」で、それは悲痛と悲嘆に終わる悲しみではなく、何かを愛そうとした証しとしての愛しみを内包するもので、愛しみは「いつくしみ」とも読む。悲しみを知って、いつからか自分を裁くだけでなく、いつくしむようにもなったのだと思うと書かれてします。
私の根源にある言葉、悲しみや失意のどん底にいても、心に温かいものを感じることができたのは、見守ってくれていた「まなざし」だと感じます。それを心で感じる時に、心に温かい力が湧いてきます。