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BLOGあしあとのかなたに

社会学でいう神話

2024.07.07

当たり前のように信じているけど

子どものころから周りで言われ続けていたので、あたかも事実のように信じているけど、これは神話で実は何の根拠もないことが多い。それは間違った不安を煽り、安定した思考をさまたげる大変危険なことである。
子どものしつけでの体罰について「体罰が仕方ないこともある」という考え方がどこかにある。
その根底には「子どもは暴力を受けても仕方がない存在」と位置付けている社会構造があります。
また性暴力・性的虐待に関しても「服装が派手、露出が多いなど、女性の挑発的な服装や行動にも襲われる原因がある」「子どもへの性的虐待はめっつたに起こっていない」「男の子や少年への性暴力は、ほとんど起こっていない」これも神話で、何の根拠もなく事実は反対です。

神話でなく事実に基づいて考える

事実を見る目が重要で、当事者の視点で見て、事実から何を読み解くか、子どもへの暴力であれば、社会のなかで子どもはどのようにあつかわれているかに目を向けることが重要である。
虐待の定義はあくまで子ども側の定義であり、親の意図とは無関係です。その子が嫌いだから、憎いから、意図的にするから、虐待と言うのではありません。親はいくら一生懸命であっても、その子をかわいいと思っていても、子ども側にとって有害な行為であれば虐待なのです。親の意図で判断するのでなく、子どもにとって有害かどうかで判断するように視点を変えることがとても大切なことだと感じます。
子どもの人権が尊重され、子どもへの暴力のない社会、子どもが自分の大切さを実感できる社会をつくっていくには子ども側で事実をみる習慣をつける必要があると思います。