自殺希少地域その1
いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがいい
岡檀さんの自殺の希少な地域の現地調査をして自殺予防因子を分析するという研究に興味を持ち、著書の「生き心地の良い町」を読みました。
岡さんが自殺希少地域を現地調査された自殺予防因子を5回にわけて紹介したい。
今回は「いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがいい」
赤い羽根募金が集まらない。老人クラブの加入率は低い→他人と足並みをそろえることにまったく重きを置いていない。自分ひとりが他と違った行動をとったとしても、それだけを理由に周囲から特別視をされることがない、排除される心配がないコミュニティ
相互扶助組織がよそ者、新参者であっても希望すればいつでも入会、退会できる。入退会について個人の自由意思が最大限尊重されている。選挙でも組織票をつくるのでなく、誰に投票するかは個人の自由、強制しない。
小中学校の特別支援学校の設置反対なぜか 他の生徒たちとの間に多少の違いがあるからといって、その子をおしだして別枠の中に囲いこむ行為に賛成できない。
排他的傾向が少ないというより、異なるものを大事にしているコミュニティ。これはそれぞれがありのままの自分を尊重されていることだと感じる。まず人が生きていく上で、共に生きていく上で、前提にある大事なことが当たり前にできている地域だと感じる。変容するのは難しいは、まずは自身からこのようなコミュニティになるように変容していきたい。