豊かさが破壊したもの
安全・便利になったけど
日本は今ものが余るほどあり、日常の生活は安全で便利になりました。しかし、安全、便利になった分だけ、幸せを感じているのでしょうか
生活が便利になること。ものが余るほどあること=幸せではない。と実感している方も多数いるのではないでしょうか。私もそう感じている一人です。
近代社会の発展とともに自然は破壊され続けています。破壊され続けているのは自然だけでなく、人の心を破壊し続けていると感じます。幸せを感じる力は無くなっていっているのではないでしょうか
経済は物欲を様々な方法で刺激してまわっています。刺激された人の欲は、際限なくなっています。
際限のない消費を続けてもらわないと経済はまわり続けないのです。
それは欲を我慢することができない人をどんどん増やしてしまっている。そして人と比べて、人より多くの欲を満たすことが幸せになる道と錯誤して、人に敬意を表し、感謝することを、人と人とのふれあいの中にある、多くの感情を感じることを忘れていっているのではないでしょうか
今年嬉しかったこと
ベトナムやネパールから日本に来ている子ども達と年末に接する機会がありました。今年楽しかったことをそれぞれ3つあげてもらいました。豊かな国である日本にこれたことは3つの中に入ります。でも一番は友達ができたことです。知らない異国にきて友達が出来るか不安だったでしょうし、来日当初は家族以外に心を許して一緒にいれる人はなく、寂しかったでしょう。友達ができたことが嬉しかったのは子どもの素直な気持ちだと思います。
今さら、経済の流れをとめることが必要とか極端なことを主張するきはありません。
幸せを感じる心を取り戻す。損得関係のないありのままの人と人のふれあいに幸せを感じる。そんな時間や場所を増やしていく必要があると思います。
僕たちの世代で修復するのは無理だと思います。でも、次世代に紡げるように小さな取組でも一つ一つ取り組んでいきたいです。
間違えても地球温暖化を加速させたり、戦争をおこすような世界にならないようにしたいです。
近代社会と人の心と自然をいかに調和させるか、現代人の心がためされていると思います。