子犬から学ぶこと
昨年末より娘が犬を飼い始めた。1人暮らしなので長期出張のときに預かるようになった。1回のお預かりで20日前後で4回ほど預かっているので、すっかりなついてくれている。犬と暮らしていると色々学ぶことも多いし、癒されることも多いなあと思う。
1つが家に帰った時に、飛び跳ねて喜んでくれること。誰かに必要とされていることは、こんなに心が癒されるのか、毎回毎回、微笑ましい気持ちになる。犬の側からすれば、戻ってくるという信頼関係ができていても、どこにいったか、いつ帰ってくるかわからない。信頼していても不安はあるだろう。だから戻ってきた時の喜びはひとしおなんだろう。まさに一期一会を生きている。私より、今ここに集中して生きているなあと思う。
もう1つが嬉しい、悲しいを素直に表現すること。体全体を使って嬉しさを表現したり、悲しい声をだしながら寂しさをアピールしたり、言葉が通じないから懸命に自分の気持ちを体全体でアピールしてくる。私は関係が近いほど察しろと何も伝えないくせに、察してもらえないと腹を立てる。反省ですね。自分の気持ちは素直に伝えなければ。
犬に構っていると自分の時間はかなりとられる。でもそれでいいかなあと思う。業務は締切ギリギリ、必要最低限のことしかできない。それでも業務はまわっている。業務が追い付かなくてイライラするが、ふとそれでも業務はまわっているんだから、自分の習慣通りにならずにイライラしているだけで、本来、べつにイライラするこではないなあと感じるようになった。時間を使う優先順位を犬に教えてもらっている。感謝。
素直に自分を表現すること。今ここに集中すること。私より、よほど犬のほうが優れている。見習っていこうと思う。